流路制御技術

AFC: Automatic flow control

自動フロー制御（AFC：Automatic flow control）を使用すると、作業者は特定の使用用途に適した吸気速度を設定・維持できます。
これにより、騒音を低減しつつ効率よくHEPAフィルターを使用できるため、交換寿命が延びる事にもつながります。

RFA: reverse flow air technology (逆流空気流路技術)

BOFA社のレーザー加工用集塵機は、独自の流路設計によりフィルター長寿命化を実現しました。従来の集塵機は機器上部から吸気する方式なのに対し、BOFA 社では機器下部から吸気するという全く逆のアプローチを取っています。まずノズルから機器下部へ吸引されたガス・汚染された空気・有害な微粒子は、大容積のプレフィルターチャンバに入り急速に減速します。
大きな粒子はここでチャンバの底に落下します。（この設計がBOFA 社製品の最もユニークな点であり、フィルターの濾過効率向上と長寿命化を実現しているポイントです。）
中程度の粒子は上部に吸い上げられ、プレフィルター ^※1 のプリーツ（ひだ）で捕集されます。
微小粒子はプレフィルターを抜けた後、HEPAフィルター ^※2 で捕集されます。
最後にケミカル（活性炭）フィルター層により、臭気およびVOC ^※3 等のアウトガスを除去し、装置上部から清浄な空気として排気します。（活性炭は使用用途に合わせて選定されます。）

※1

プレフィルター：BOFA社のDEEP PLEATプレフィルターは、15Lの密閉容器の中にクラスF8材料でできた12m² の面積をもつ高さ200mmのひだ構造フィルターを備えています。
※2

HEPAフィルター：High Efficiency Particulate Air フィルターの略称。
定格風量で粒径が0.3µmの粒子に対して99.997%以上の粒子捕集率で、初期圧力損失が245Pa以下の性能を持つエアフィルターと規定されている。
※3

VOC：Volatile Organic Compound の略称。揮発性有機化合物を指す。

SFT: Smart filter technology (スマートフィルターテクノロジー)

革新的なSMARTフィルターテクノロジーはiQ2と連携して、確実なフィルター性能を提供します。
各フィルターには一意にコード化された取り外し不可能なRFIDラベルが付いており、iQ2オペレーティングシステムで信頼性と適合性を確立できます。

技術情報