CarbonVision
CFRP製 光学実験台|光学定盤|ブレッドボード
CarbonVision社は、マックスプランク研究所天文分野(MPIA)とシュロースマッハー社の共同開発により商品化された、
炭素繊維強化ポリマー(CFRP)製の光学実験台|光学定盤|ブレッドボードを製造するメーカーです。
CFRP製の構造体の特性である「高い強度」「軽さ※1」「低熱膨張※2」「非磁性」「低い共振周波数」を活かし、
高い比強度や剛性が求められる航空宇宙分野、天文学分野で多くの採用実績があります。
※1 スチール製ブレッドボードのおよそ 1/4 ※2 スチール製ブレッドボードのおよそ 1/10
特長
- 高精度(平面性 +/-0.05mm、平行度 +/-0.05mm)
- 軽量(スチール製ブレッドボードのおよそ 1/4)
- より高い剛性
- 対熱安定性(熱膨張がスチール製ブレッドボードのおよそ 1/10)
- ダンピング強化(スチールよりもダンピング性能が 60% 向上、オプションのダンピングレイヤー)
- 両面使用(AD および CA シリーズ)
- 熱や振動に対して最適化
- オープン構造のため、内部にケーブルの配線を通すこともできます(CA シリーズ オプション)
- マウントパターンのカスタム対応(標準 25mm & 50mm)
- 軽量のため、垂直方向や頭上での使用に対応
- コンポジット材料やファイバーオリエンテーションのカスタム対応
- 最大寸法 1250mm x 2400mm
- クリーンルーム対応製品もあり(AD および CA シリーズ)
製品ラインアップ
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EC シリーズ [エコノミー]
航空宇宙産業で使われるハニカムパネル構造に基づいてつくられた低価格のブレッドボードです。 上面 ・ 下面に CFRP プレートをボンディングして、剛性と対熱安定性を強化しています。本体の単位面積あたりの重量は約 14kg/m2 です。
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AD シリーズ [アドバンスド]
EC シリーズのアップグレードバージョンです。それぞれのマウント位置で、カーボンファイバーチューブがボード上面と下面を連結させていていることで、荷重の伝達と剛性の強化をしています。本体の単位面積あたりの重量は約 15kg/m2 です。
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CA シリーズ [フルカーボン]
全体が CFRP でつくられたブレッドボードです。 上面・下面とも高品質のファイバーコンポジットで構成されています。 CFRP 製のチューブにより、上面・下面が構造的に結合されています。マウント部分のみがステンレス製です。 本体の単位面積あたりの重量は約 19kg/m2 です。
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SL シリーズ [スリムライン]
Slim Line ブレッドボードは最小の厚みで高い剛性を実現します。 ブレッドボードは CFRP のボードのみで構成されます。 オプションとして CFRP ボード間にダンピング材を貼り合わせることもできます。 この SL バージョンは通常、大きな光学テーブルやブレッドボード上で補助的に使われます。
注文方法
応用例