分割比可変ファイバーカプラーは、オプティカルコンタクトで張り合わせた2本のファイバーに横移動の機構をつけてコアとコアの距離を調整できるようにしたカプラーです。
PM(偏波保持)ファイバーの場合、fast軸とslow軸の方向は保存されますので分割比を調整しても偏光は維持されます。
長期間での分割比の変動は1 %以下です(実験室の環境で)。
非偏光(シングルモードファイバー)タイプ、リモート駆動タイプもございます。
波長は、760 nm~2040 nmからお選びいただけます。
特長
分割比 0~99 %の調整は、マイクロメーターとてこの原理によるファイバーの横移動によって達成されます。
25.1のてこ比によって、マイクロメーターの 0.001目盛ごとに約1 µmの移動となります。
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※ただし移動には、ヒステリシス・バックラッシュ関係します。
また電気式モデル 905-Eでは、駆動電圧が特定の分割比に対応するということはありません。
正確な分割比の設定は、ファイバーからの出力をモニタして行ってください。
波長は、760 nm~2040 nmからお選びいただけます。
用途
- 光学実験
- ファイバーセンサー
仕様
- 偏光分離比:<-22 dB 保証(一般値 -24 dB)
- 分割比:0~99 %
- 波長:760 nm~2040 nm
- 過剰損失:<0.15 dB
- ピグテイル:標準長さ 1 m、900 µm HYTREL または 3 mmスリーブ
- コネクタ:FC/SPC、FC/APC、LC/APC、SC/APC、SC/PC
- カプラーバンド幅:1448 nm and 1300 nm、1537 nm and 1300 nm、1537 nm and 1448 nm
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