200MHz フォトレシーバー
HCA-S-200Mシリーズ

高帯域幅で高感度

HCA-S-200M シリーズのフォトレシーバーは、高速フォトダイオードと、FEMTO製 HCA 電流アンプ技術を組み合わせています。HCA-S-200M は、それぞれ 320 ～ 1000 nm と 900 ～ 1700 nm のスペクトル範囲をカバーするシリコンまたは InGaAs フォトダイオードを選択できます。電気アンプのゲインは 2 x 10⁴ V/A で、InGaAs モデルの場合、1550 nm で最大変換ゲインは 1.9 x 10⁴ V/W になります。洗練された DC 結合マルチステージ アンプ設計により、DC から最大帯域幅 200 MHz までの測定が可能で、最小立上り時間は 1.8 ns です。ノイズ等価電力 (NEP) が 5.2 pW/√Hz と低いため、マイクロワットレンジの光電力を持つ信号を平均化操作を行うことなく検出できます。

光学ベンチ (フリースペース) および光ファイバーと互換性があります。フリースペース入力 (FST) は、ねじ込み式カプラ リングを備えた 1.035 インチ - 40 ねじ付きフランジとして設計されています。これにより、レンズ、チューブ、ケージ システム、光学アダプターなど、さまざまなメーカーの光学アクセサリーとの幅広い互換性が実現します。

フリースペース入力は、PRA シリーズのファイバーアダプターにより、簡単にファイバー接続 (FC、FSMA) に変換できます。

比較的大きな面積の検出器により、自由空間アプリケーションでの光学フォーカスが容易になり、オプションで利用可能な光ファイバーアダプターを使用するときに、高い安定した結合度が保証されます。検出器面積が ⌀ 0.4 mm 未満のモデルの場合、結合損失や不安定性が発生する可能性があるため、ファイバーアダプターの使用は限られた範囲でのみ推奨されます。高精度光ファイバー測定に重点を置く場合は、固定光ファイバー入力を備えた FC モデルを使用すると、通常、最良の結果が得られます。

フリースペース入力を備えたすべての HCA-S フォトレシーバーには、UNC 8-32 および M4 のタップが装備されているため、標準ロッドホルダーの光学システムに便利かつ安定して統合できます。オプションで利用できるアダプタープレート PRA-PAP を使用すると、さらに取り付けオプションが広がります。