100 / 200 MHz 広帯域電圧アンプを
モデルチェンジしました。

新モデル:DHPVA-101 / DHPVA-201

主な変更点:大型ヒートシンクの設置により、温度ドリフト性能を改善しました。

  • 温度ドリフト 0.6 µV/℃ ⇒ 0.3 µV/°C
  • 入力ノイズ電圧 2.5 nV/√Hz ⇒ 2.3 nV/√Hz

EMTO 社製 DHPVA シリーズ 高周波アンプは、x1,000 までの可変ゲインと設定ゲインに依存しない 100 / 200 MHz のバンド幅の両立、類を見ないゲインの平坦性、低ノイズ、低オフセットドリフトにより、最高クラスの性能を要求される場面で、最適な選択肢を提供します。

信号形状に影響を与えない増幅により、オシロスコープや AD コンバータの最大感度を大幅に改善します。

ゲインに依存しない周波数帯域について

単純な増幅器の場合、ゲインを高くすると周波数帯域は低下するのが一般的です。
そのような増幅器を使用した場合には、選択されたゲインにり、高速パルスの立上り / 立下り時間や波形が変化することになり、正確で信頼性のある時間分解測定が難しく、時には不可能になります。
FEMTO 社では、広帯域アンプ技術に革新的設計コンセプトを適用することで、この問題解決にあたりました。
DHPVA では、全ゲインレンジおよびゲイン設定において、周波数帯域 および 立上り / 立下り時間は ±10% 以内の偏差に収まります。

10 µV~300 mV の入力レンジ

FEMTO の採用した多段アンプデザインにより、プログラマブル減衰器 もしくはノイズやメインアンプ段のドリフト性能によりダイナミックレンジが制限される乗算増幅器の欠点を回避します。
革新的多段アンプデザインにより、DHPVA シリーズは 100 µV から 300 mV まで(ダイナミックレンジ 70 dB)の入力信号に対して同等に適切なアンプになります。
また、見事な DC 安定性により、平均化処理を行うことで、ダイナミックレンジをさらに拡大し、10 µV から 300 mV (ダイナミックレンジ 90 dB)の信号に対して摘要可能になります。

特長

  • 可変ゲイン 10 ~ 60 dB (x 3倍 ~ x 1,000倍)
  • バンド幅 DC ~ 最大 100 / 200 MHz(ゲイン設定無依存)
  • DC ドリフト 0.3 µV/℃
  • 入力ノイズ 2.3 nV/√Hz
  • 10 / 20 MHz ローパスフィルター選択
  • 手動 / リモート 制御

応用

  • オシロスコープ、トランジェントレコーダ向けプリアンプ
  • 光電子増倍管出力増幅
  • 光レシーバー、電流アンプ用信号ブースター
  • 時間分解パルス測定や過渡現象測定
  • 自動測定システム

仕様・データシート

Model DHPVA-101 DHPVA-201
低周波カットオフ周波数 DC/10 Hz DC/10 Hz
高周波カットオフ周波数 10/100 MHz 切替式 20/200 MHz 切替式
ゲインフラットネス [dB] ± 0.15 ± 0.15
ゲイン [dB] 10/20/30/40/50/60 10/20/30/40/50/60
入力ノイズ電圧 2.3 nV/√Hz 2.3 nV/√Hz
入力電圧ドリフト 0.3 µV/℃ 0.3 µV/℃
入力/出力 50 Ω, BNC 50 Ω, BNC
入力リターンロス S11 −31 dB @ 100 MHz −22 dB @ 200 MHz
出力リターンロス S22 −35 dB @ 100 MHz −30 dB @ 200 MHz
出力電圧 (電力) ± 1 V (+10 dBm) ± 1 V (+10 dBm)
モニタ出力 DC - 100 kHz DC - 100 kHz
デジタルコントロール TTL, CMOS, 光アイソレート TTL, CMOS, 光アイソレート
データシート
新しい改良モデル DHPVA-101 and DHPVA-201 は、旧モデル DHPVA-100 and DHPVA-200 の置き換えになります。
電気的性能は少なくとも同じか、改良されており、完全互換性があります。
ヒートシンクは、アンプを十分に大型のケースやラックシステムにマウントするなど、適切な冷却性を担保できる場合は、取り外し可能です。
オフセット電圧はトリマポット または 外部制御電圧にて可変。ゲイン設定 LED 表示。
出力短絡保護。 3 ピン LEMO コネクタ 電源入力。
電源入力用コネクタ付属。 PS-15 パワーサプライ別売り。
その他詳細情報はデータシートを参照、もしくは、(株)オプトサイエンスにお問合せください。
  • 製品仕様は改良などにより、予告なしに変更となる場合あります。

DHPVA-201 ゲイン特性カーブ(典型値)

DHPVA-201 ゲイン特性カーブ(典型値)


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