バンド幅
理想的な信号-ノイズ性能のためには、信号の帯域に相当する十分なバンド幅を持つアンプを選択する必要があります。しかしながら、必要以上の広帯域は、広帯域ノイズを引き起こすことに留意してください。従って、FEMTO 社は、それぞれの測定に対応する、3 種の異なった上限カットオフ周波数をもつ、HVA 電圧アンプを提案します。加えて、FEMTO 社の可変ゲインアンプは、異なったゲイン設定でも、バンド幅は一定に保たれるという、高速信号やパルス信号の測定にとても重要な特長を有しています。
出力オフセット ゼロの真のDCカップリング
正確なパルス増幅や、パルス幅が変動するデジタルコードやマイクロ秒、ミリ秒パルス幅の過渡現象の解析のためには、真の DC カップリングがとても重要です。もしアンプが AC カップリングしていたり、オシロスコープの AC セッティングにより分離された大きな出力オフセットを持っているような場合、計測時に明らかなアンダーシュートやベースラインのシフトが発生します。
従って、HVA シリーズアンプは、500MHz においてですら、真の DC カップリングと調整可能な出力オフセットコントロールを提供します。
低入力ノイズ
良好な SN 比を得るためには、入力ノイズが低いことが重要です。微小信号を増幅する際には、特にです。HVA シリーズアンプは、最小 0.9nV/√Hz と、入力ノイズを最小にするよう最適化されています。
特長
- バンド幅 DC ~ 10, 200 or 500MHz
- 固定 / 可変ゲイン 最大 60dB (x 1,000)
- ノイズ 最小 0.9nV/√Hz
- 真のDCカップリングとACカップリングスイッチ切換え
- 50Ωバイポーラまたは1MΩ FET 入力ステージ
応用
- オシロスコープ、トランジェントレコーダ用プリアンプ
- 光電子増倍管、マイクロチャネルプレート用 アンプ
- 時間分解パルス、過渡現象測定
- デジタル信号増幅(デジタルコードによらず、ベースラインシフトなし)
仕様・データシート
モデル | HVA- 10M-60-B |
HVA- 10M-60-F |
HVA- 200M-40-B |
HVA- 200M-40-F |
HVA- 500M-20-B |
---|---|---|---|---|---|
下限カットオフ周波数 | DC/1 kHz | DC/1 Hz | DC/1 kHz | DC/1 Hz | DC |
上限カットオフ周波数 | 10 MHz | 10 MHz | 200 MHz | 200 MHz | 500 MHz |
ゲイン [dB] | 40/60 | 40/60 | 20/40 | 20/40 | 20 |
入力電圧ノイズ [/√Hz] |
0.9 nV | 4.7 nV | 1.2 nV | 4.5 nV | 3.0 nV |
入力電圧ドリフト | 1 µV/℃ | 2 µV/℃ | 1 µV/℃ | 5 µV/℃ | 10 µV/℃ |
入力インピダンス | 50 Ω | 1 MΩ | 50 Ω | 1 MΩ | 50 Ω |
データシート |
出力インピダンス 50Ω。 トリマポットにてオフセット調整。出力短絡保護。3ピン LEMOコネクタ 電源入力。 電源入力用コネクタ付属。PS-15パワーサプライ別売り。 その他詳細情報はデータシートを参照、もしくは、(株)オプトサイエンスにお問合せください。 |
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※製品仕様は改良などにより、予告なしに変更となる場合あります。
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