NanoIntegris
SWCNT（単層カーボンナノチューブ）
NanoIntegris社は、電気的性質が均一な金属性、半導体単層カーボンナノチューブ、グラフェンの世界有数のメーカーです。
電気的性質が均一な金属性単層カーボンナノチューブおよび半導体性単層カーボンナノチューブを提供しています。
独自の密度勾配超遠心分離（DGU）法を用いることで、高純度で性質が均一なカーボンナノチューブの生成に成功しました。
製品ラインアップ
HiPco Carbon Nanotubes
IsoNanotubes
Plasma Nanotubes
-
SPT-220 SWCNT
Electronic-grade 単層カーボンナノチューブ
90 - 95% C-SWNT Content by Weight -
Plasma C-SWNTs
Electronic-grade 単層カーボンナノチューブ
30 - 70% C-SWNT Content by Weight
PureSheets Graphene Nanoplatelets
Multi-Walled Nanotubes
用途
- トランジスタ
- 透明導電膜
- 有機性発光ダイオード
- ケミカルセンサー
- IRデバイス ・ 高周波デバイス ・ 光デバイス
FAQ よくある質問
Q1密度勾配超遠心分離（DGU）法について教えてください。
金属型と半導体型が混合している SWNTを、いくつかの種類の界面活性剤をブレンドした水溶液に分散させます。
SWNTとイオン化した界面活性剤が選択的に結合することで、SWNTの種類によってその「粒子」の密度の違いが大きくなります。
具体的には、半導体型は密度が10％増えるのに対し、金属型は 30%増えます。
次にこの溶液を密度勾配遠心分離器にかけると、SWNTの電気的性質によって溶液が層状に分離し、単層カーボンナノチューブを金属型と半導体型に分類するという独自の技術です。
Q2水溶液の成分について教えてください。
PureTubeと IsoNanotubeの水溶液タイプには、ナノチューブ、イオン性界面活性剤を独自にブレンドした成分と脱イオン水が含まれています。
また、IsoNanotubeには、密度勾配の媒体として使うために、水溶液および非イオン性のイオジキサノールも含まれています。
Q3水溶液タイプのみの提供ですか ?
いいえ。 ご希望によっては、パウダー状（粉状）での提供も可能です。
Q4水溶液の色はどうしてついているのですか ?
SWCNTを半導体性と金属性に、そのカイラリティによって分離させているため、吸光度の違いが水溶液の色になります。
Q5どうすれば、界面活性剤を取り除くことができますか ?
技術資料 『ウェットケーキの作成方法』をご覧ください。
技術資料
Q6ナノチューブの直径は範囲はどの程度ですか ?
PureTubeや IsoNanotubeは、1.2～1.7 nmの範囲に制御してあり、平均 1.4nmの直径になります。
より細径のナノチューブをご希望の場合、HiPcoをお試しください。（直径範囲： 0.8～1.2 nm）
詳細は、技術資料 『SWCNT データシート 単層カーボンナノチューブ』や『HiPco データシート』をご覧ください。
技術資料
Q7ナノチューブの純度を高めるために、酸処理を行っていますか ?
PureTubeと IsoNanotubeでは、化学処理での精製は一切行っておりません。
Q8製品中に残留触媒の不純物は含まれていますか ?
基本的に非晶質炭素の含有率は、質量の 5%未満に制御してあります。
詳細は、技術資料 『SWCNT データシート 単層カーボンナノチューブ』をご覧ください。
技術資料
