精密固定用接着剤

NTT-AT社の精密接着剤は、サブミクロンオーダーでの接着固定を可能にする極めて少ない固定位置変動と、2%以下の硬化収縮率を特徴としています。
この接着剤は、温度変化に強く、硬化後も透明を保つ特性があり、ヒートサイクル試験(-40~85℃)および260℃のはんだリフロー処理にも耐える高耐熱性を持ちます。
マイクロボールレンズの固定など、精密なアプリケーションに最適です。

特長

  • 硬化時や温度変化に対する固定位置変動が極めて少ないため、サブミクロンオーダの接着固定が可能
    硬化収縮率が小さい(3% 以下)
    熱膨張係数が小さい(4×10-5 / ℃以下)

硬化収縮率

  • AT9290F は硬化後に透明化
  • ヒートサイクル試験(-40~85℃)に耐える高信頼性
    ハンダリフロー処理に耐える高耐熱性(260℃)

使用例

マイクロボールレンズの固定 マイクロボールレンズの固定

LDモジュールの温度特性 LDモジュールの温度特性


仕様

型番[主成分] 硬化条件(UV):照射強度(mW/cm2) 硬化条件(UV):時間(min) 硬化収縮率(%) 粘度(mPa * s) ガラス転移温度(℃) 熱膨張係数(ppm/℃) 接着強度(kgf/cm2 ) 特長
AT4291A[エポキシ] *1 *2 100 10 2 25,000 206 23 > 116 低粘度
AT9290F[エポキシ] *1 *2 100 10 1 45,000 140 31 > 200 硬化後透明(硬化深度大)
AT3862P[エポキシ] *1 *2 100 2 0.5 500,000 195 20 > 210 硬化収縮率小
高粘度
AT3916P[エポキシ] *1 *2 100 5 0.9 20,000 233 18 > 220 低粘度
  • *1
    医薬用外劇物該当製品(アンチモン系の光重合開始材を使用)
  • *2
    冷凍保管(輸送)対象品
  • 表の特性値はサンプル測定値であり保証値ではございません。

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