Centauri(ケンタウリ)は、キックスタンドを備えたデスクトップ型のタッチディスプレイです。るい大画面のカラー表示により、レーザー測定値の読み取りが簡単で、構成パラメーターにも迅速にアクセスできます。また、高度な作業を設定するための機能も備えています。
ほとんど全てのオフィール社のセンサーと接続して、パワー測定、エネルギー測定、露光測定、ビーム径・ビーム位置測定が可能です。
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※一部のパイロエレクトリックセンサー、PD300RM と BC20 では使用できません。
シングルチャネル、またはデュアルチャネルを選択ください。
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※アクティベーションコードでシングルチャネルからデュアルチャネルにアップグレードできます。
特長
- オフィール のサーマルセンサー、ビームトラックセンサー、パイロエレクトリックセンサー および フォトダイオードセンサーに対応
- 大画面7インチ フルカラータッチディスプレイ
- シングルチャネル および デュアルチャネル
- デジタル数値と、バーグラフ、アナログメーター、ライングラフ、パルスチャート、合否判定、ビーム位置表示、スタビリティ表示、リアルタイム統計表示から選択可能
- デュアルチャネル機能による表示画面の統合・分割
- パイロエレクトリックセンサーとの組み合わせで、最大 10,000Hz でのデータログ
- 密度、係数、標準化、高度な処理を行う関数の入力など、多彩な機能を複合したグラフィック表示と、測定結果のロギング
- Math Channel で2つのチャネルの測定値を比較可能
- USB フラッシュドライブ経由で内蔵されたソフトウェアをアップグレード
- データストレージ用 USB フラッシュドライブ接続
- サーモパイルディテクタによるパルスパワー測定
- フォトダイオードセンサーとパイロエレクトリックセンサーによる露光測定(エネルギー積算)
- ラバーバンパと最適化されたキックスタンドを備えたコンパクトなデスクトップ型のデザイン
- バックライトと充電式バッテリ
- 選択可能なアナログ出力、TTL 出力、外部トリガ入力
- 音声警告用スピーカ
仕様
ディスプレイ | 1064 x 600 ピクセル、大画面フルカラータッチスクリーン 文字高 16 mm |
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機能 | パワー / エネルギー測定、アベレージング、露光モード、グラフ表示、周波数表示、スケーリング 他 |
出力 | USB通信、RS232 通信、アナログ出力(1, 2, 5, 10 V フルスケール) TTL 出力、外部トリガー入力、音声警告用拡声器 |
画面更新 | 15 回 / 秒 |
ケース | EMI 対策済モールドプラスチック、滑りにくいラバーホールド設計、キックスタンド付き |
寸法 | 47 mm(L) x 200 mm(W) x 130 mm(H) |
重さ | 1 kg |
内蔵バッテリー | 充電式リチウムイオンバッテリー、フル充電時連続稼働時間 : 約6時間 |
マルチセンサーオプション | 2つのセンサーを接続して独立して測定し、正確な比較を行うことができます。 |
データー転送 | 内蔵メモリ : USB サムドライブで最大 25,000 ポイント / 秒 |
接続センサー | オフィール社の標準サーマルセンサー、ビームトラックセンサー、PE-C パイロエレクトリックセンサー、フォトダイオードセンサー |
製品番号
モデル名 | 概要 | 製品番号 |
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Centauri ディスプレイ シングルチャネル |
シングルチャネル サーマル、PE-C パイロエレクトリック、ビームトラック、フォトダイオードセンサー接続 AC 電源付属 |
7Z01700 |
Centauri ディスプレイ シングルチャネル |
デュアルチャネル サーマル、PE-C パイロエレクトリック、ビームトラック、フォトダイオードセンサー接続 AC電源付属 |
7Z01701 |
Centauri デュアルチャネル アクティベーションコード |
ソフトウェア アクティベーションコードを使用して、 シングルチャネルの Centauri をデュアルチャネル機能へアップグレード |
7Z11056 |
Centauri用 USB ケーブル | USB-A .マイクロ Bケーブル(Centauri に1ヶ付属) | 7E01279 |
Centauri用 RS232 ケーブル | D9.35mm ケーブル(Centauri に1ヶ付属) | 7E01213 |
電源(N 極) | 充電器 AC/DC 12V 2A N-2.1 x 5.5(Centauri に1ヶ付属) | 7E05029 |
標準アナログ出力コネクタ | 標準アナログ出力プラグ(Centauri に1ヶ付属) | 7E02008 |
接続パネル
- シングルチャネル、またはデュアルチャネルから構成
- チャネル毎のアナログ出力(1、2、5、10V フルスケール)アナログ信号から測定値を算出し
- 追従が可能
- チャネル毎のデジタル出力 エラーを検知し、インターロックなど安全システムの確認に有効
- 外部トリガ入力により、外部の制御装置と同期が可能
- RS232 または USB 通信
- USB フラッシュドライブでデータをロギングし、PC へ転送可能
- 今後、イーサネットや Wi-Fi 通信をサポート予定
FAQ よくある質問
質問をクリックすると回答がご覧になれます。
Q1Centauri は、C タイプではない古いパイロエレクトリックセンサーでも作動しますか?
いいえ、パイロエレクトリックは PE-C タイプでなければ使用できません。
Q2Centauri は、PD300RM と BC20センサー でも作動しますか?
いいえ、Centauri は PD300RM と BC20 センサーでは使用できません。
Q3シングルチャネルの Centauri を購入しましたが、チャネル B と書かれた追加のセンサー入力ソケットが付いています。
2つのセンサーを同時に取り付け、測定・比較できるようにするにはどうすればいいですか?
シングルチャネルの Centauri は、チャネル B が無効になったデュアルチャネルの Centauri です。
シングルチャネルをデュアルチャネルにアップグレードするには、デュアルチャネルアクティベーションコード(型番:7Z11056)を注文します。
受信したコードを Instrument Settings に入力して、2つ目のチャネルを有効にします。
Q4オフィール社のセンサーの波長オプション選択で、使用しているレーザーの波長がない場合はどうしたらよいですか?
複数の波長レンジは表示されているのですが。
表示されている複数の波長レンジの中から、使用する波長帯が含まれるレンジを選択してください。
センサーの種類によって波長範囲や特性の異なるコーティングがセンサーに施されています。
波長による感度特性が異なりますが、センサーをディスプレイに接続して、ディスプレイの波長選択を正しく行うだけで測定ができます。
Q5パワー / エネルギーメーターが再校正を必要なのはわかるのですが、なぜパワーメーターディスプレイも再校正が必要なのですか?
電圧計や電流計と同様に、パワーメーターディスプレイも再校正、再証明が必要です。
一般的にオフィール社の測定器が大幅な誤差で検査に不合格することは考えにくいです。
しかし一般的な考え方として起こる可能性も否定はできないので、工業界ではパワーメーターディスプレイも再校正 / 再証明をおこなうものとなっています。
ISO スタンダードや FDA やその他の機関においても再校正/再証明が求められています。
Q6ディスプレイのゼロ調整(ゼロ点設定)はどのような機能で、いつ行えばよいですか?
オフィール社の全てのレーザーパワー / エネルギー計測機器は、全ての調整(回路のゼロ調整を含む)がソフトウェア上で行われるので、調整は容易で正確です。
ゼロ調整(ゼロ点設定)は、測定精度に影響を与える装置の内部バイアスを除去するものです。
高精度の測定を行うためには2か月毎にゼロ調整を行うことを推奨します。
商品購入時や測定環境が変わった時などにゼロ調整を行ってください。
手順についてはユーザーマニュアルをご参照いただくか、別途お問合せください。
Q7計測器は校正を受ける必要がありますか。ある場合、校正を受ける頻度をお知らせください。
特に指定がない限り、オフィールのセンサー および ディスプレイは購入日から18か月以内に初回の校正を受けていただくことをお勧めします。
その後は年次定期校正を受けていただくことを推奨します。
Q8どのようにメーターのアナログ出力を使って電力を読み取ればいいですか?また、どのくらい正確ですか?
メーターのアナログ出力(付属の嵌合コネクタを使用)は、実際の読み取り値に比例した電圧信号を与えます(実際には表示されているものの D/A 変換に過ぎません)ので、完全に校正された読み取り値を表します。
フルスケール値は、使用されているメーターとそれがオンになっているパワーレンジの関数です。
例えば、StarBright、Vega、Nova II では、ユーザーは 1v、2v、5v または 10v のフルスケールのアナログ出力電圧範囲を選択することができ、選択したパワースケールの100%レベルがフルスケール電圧にスケーリングされます。
例:5V フルスケールアナログ電圧レンジを選択し、センサーが 50W フルスケールパワーレンジに設定されている場合、5V=50W または 0.1V/Wと なります。
選択された電力範囲と選択されたフルスケール電圧範囲によって異なります。
電気的精度は、仕様書(取扱説明書参照)にフルスケールボルトの ±0.2%(読取値の)±0.3% と記載されています(センサーの読取値自体の校正精度に加えて)。
Q9どのくらいの頻度でパワーメーターをゼロにすればいいですか?
最高の精度と再現性を得るためには、定期的にセンサーが接続されていない状態で各オフィールメーターをゼロにする必要があります。
使用するたびにゼロにしておいても損はありませんが、最低でも月に一度はゼロにすることをお勧めします。
メーター特有のゼロ化手順については、お使いのメーターのユーザーガイドを参照してください。
メーターのユーザーガイドを表示またはダウンロードするには、このリンクに従ってください。
Q10メーターが再校正から戻ってきた時に、なぜファームウェアが最新版にアップグレードされなかったのでしょうか?
ファームウェアをアップグレードするように要求されない限り、アップグレードはしないようにしています。
その理由は、医療系の会社などは機器の検証プロセスを持っていて、現在検証されているバージョンからファームウェアのバージョンを変更することができない会社を多くサポートしているからです。
最新のファームウェア・バージョンのインストールをご希望の場合は、RMA リクエスト・チェックリスト・フォーム上で特にご要望があれば、追加料金なしで(電子的にアップグレードされたメーターの場合)それを行います。
古いメーター(Nova など)で、EEPROM を交換してアップグレードする場合は、ファームウェアのアップグレードを要求された場合は、ごく僅かな料金が追加されます。
注意:ファームウェアをアップグレードしてもキャリブレーションには影響しません。
Q11オフィールのディスプレイ用のユニバーサル電源アダプタ / 充電器は購入できますか?
はい、ご用意いたしました。型番は 7E05029 です。
Q12メーターは正常に充電されているようですが、バッテリでは1時間ももちません。
バッテリ交換が必要でしょうか?
はい、バッテリの交換が必要です。新しいバッテリは1回の充電で6時間持ちます。
バッテリ交換と再校正のためにメーターを返送することをお勧めします。
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