変調器バイアスコントローラー
(DP/SP QPSK)

OZ Optics社のDPおよびSP QPSK変調器バイアスコントローラーは、100Gbit QPSKやQAMアプリケーションに使用されるQPSKモジュレータのバイアス位置を制御するために特別に設計されたデバイスです。これらのコントローラーは、QPSKモジュレータを構成する2つの位相モジュレータと4つのマッハ・ツェンダーモジュレータの6つのバイアスポイントを正確に制御します。DQPSK(Differential Quadrature Phase-Shift Keying)モジュレータは、光伝送の総距離、分散耐性、スペクトル効率といった特性を向上させることができます。

本製品は、1台のコントローラーで6つのモジュレータを制御できるのが特徴で、USBインターフェースを通じて選択可能なロッキングスロープ(NULLからPEAKまで)を備えています。さらに、シングルエンドおよび差動バイアス出力に対応しており、USBインターフェースまたはUARTを介して全設定をリモートで制御可能です。自動モードと手動モードの切り替えが可能で、パイロットトーンを任意のモジュレータに対して停止し、手動でバイアスを調整することもできます。

また、本製品は入力電力やバイアス電圧をGUI経由で読み取る機能を備えており、ファームウェアバージョンの確認も可能です。コンパクトな設計(3.57インチ x 3.37インチ x 0.65インチ)でありながら、高い機能性を持つこのコントローラーは、さまざまな光通信アプリケーションに最適です。

特長

  • 1つのコントローラーで6つの変調器を操作可能(1st,2nd: Null/Peakモード、3rd: Quadモード)
  • USBインターフェース使用時、ロッキングスロープ選択可能(NULL ↔ PEAK)
  • コントローラーに1つPD内蔵
  • シングルエンドと差動バイアス出力付き
  • 3種類のモードオプション(DQPSK, QAM, 任意の波形)
  • すべての設定は、USBコンピューターインターフェース
    もしくはUARTを使用することで遠隔設定可能
  • 自動化モードまたは手動モード選択可能;
    一部もしくはすべての変調器のパイロットトーンを停止し、USBコンピューターインターフェースを介して手動でバイアス調整可能
  • GUIを介してPDへの入力電力とバイアス電圧を読み戻し可能
  • GUIを介してファームウェアバージョンを読み戻し可能
  • コンパクト

仕様

パラメーター Min Typ Max
光学性能
検出器入力電力 *1 -25 dBm - -10 dBm
波長範囲 1000 ~1650 nm
電気性能
バイアス電圧 (Differential) -25 V - 25 V
バイアス電圧 (Single End) -12.5 V - 12.5 V
消光比 *2 (Null mode) - 25 dB 40 dB
ロッキングスロープ Positive or Negative
ロッキングモード 4 Null (Peak) positions,
Quad+ or (Quad-) position
パイロットトーン
変調度 (QUAD) *3 - 0.10 % -
変調器 (Null) - - 0.10 %
パイロットトーン周波数 - 4000 Hz -
電源
DC Positive Power Voltage 14.5 V 15 V 15.5 V
DC Negative Power Voltage -14.5 V -15 V -15.5 V
DC Positive Power Current - 130 mA -
DC Negative Power Current - 60 mA -
共通
動作温度範囲 0 ~ 70℃
保存温度範囲 -40 ~ 85℃
大きさ 3.57 x 3.37 x 0.65 (inch)
重さ 0.2 (lb)
  • *1
    ある入力に対して、変調器の出力が最小の減衰状態にある時にMBCのフォトダイオードに結合される光を検出パワーとなります。
    (ロック状態の検出パワーを表すものではありません)
    この場合、変調器出力が0dBmで1%カプラを使用した場合、検出パワーは-20dBmとなります。
  • *2
    消光比は変調器の消光比に近いが、超えないようにしてください。
  • *3
    光学変調度 = 振幅変調 / Vπ

注文方法

型番ご指定方法


この製品に関するお問合せフォーム

フォームが表示されるまでしばらくお待ちください。

しばらくお待ちいただいてもフォームが表示されない場合、恐れ入りますが こちら までお問合せください。

ページトップへ