高感度で幅広いスペクトル帯域
- 高感度
- 入手可能ななかで最大の線形ダイナミックレンジの1つ !
- 広い光学ウィンドウ(0.1~30 THz)
- 最大 3kHzの完全なブロードバンド検出
- アレイ化可能
- 極低温冷却
- ウェットシステム またはドライシステムで使用可能
概要
遷移エッジ超伝導(TES)ボロメーターは、従来のゲルマニウム / シリコン ボロメーターに比べて、感度が高く、線形ダイナミック レンジが広く、バックグラウンドノイズに対する感受性が低く、速度が速いという、非常に高性能な広帯域検出器です。
動作原理は、電磁放射を吸収体に導き、そのエネルギーを熱として蓄積させることです。 この熱は半導体結晶を伝わり、超伝導リングに到達します。
超伝導リングは、通常状態から超伝導(抵抗ゼロ)状態への遷移を行う温度で動作します。 このため、抵抗が非常に狭い温度範囲で急激に変化し、非常に感度の高い温度計になります。
ボロメーターは一般的に、ウィンストンコーン結合光学系の後ろにある光積分キャビティに、不要な高周波を効率的に除去するローパスフィルターと併せて取り付けられます。 結合光学系の視野を入射ビームの形状に一致させることにより、信号電力を高い効率で検出できるだけでなく、不必要に高いバックグラウンド電力に起因する感度の低下を防ぐことができます。
QMC Instruments社のTESボロメーターは、独自の極低温システム、フィルター、電子機器が付属した状態で販売します。 ただし、ボロメーターを既存の冷却プラットフォームに統合することにも対応します。 冷却は、機械式(パルスチューブ)クーラーまたは液体ヘリウムのいずれかで行うことができます。
仕様
波長範囲 | 0.1~30 THz |
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システム光学NEP | 1 pW Hz^(1/2) @ 100Hz |
ディテクティビティ(D*) | 3.55 x 10^11 cmHz^(1/2)W^(-1) |
ディテクター速度(-3dB) | 1kHz(フィルターに依存) |
感度 | ~130 kVW^(-1) @ 100Hz |
線形ダイナミックレンジ |
1pW~10µW |
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コヒーレンス | インコヒーレント |
偏波依存性 | なし |
動作温度 | 4K |
-
※ボロメーターシステムの範囲の高周波限界は、77Kと 4.2Kの両方に取り付けられたローパスフィルターによって設定されます。
QMC Instruments社では、0.3、0.6、1、2、3、6、10、13.5、18 THz(それぞれ 10、20、33、66、100、200、300、450、600 cm-1)の透過エッジを持つ標準フィルターを取り揃えています。
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