Scintacor社の「CamIR」は、蛍光体シンチレータを採用した近赤外帯観察用カメラです。レーザービームのプロファイリングや分析に特化し、高感度で効率的な検出性能を発揮します。また、InGaAsセンサーを使用したSWIRカメラに比べ、優れたコストパフォーマンスを提供します。
ラインアップは「CamIR 1.6M」と「CamIR 2.8M」の2モデル。それぞれの波長域に最適化されており、通信帯域エミッター、レーザー、高速光ファイバーのビーム位置決めやアライメント、さらに付属レンズを使用した直接イメージングに対応しています。
高い汎用性と信頼性を備えたCamIRシリーズは、レーザービームプロファイリングや分析を必要とするさまざまな用途に最適なソリューションです。
主な特長
- レーザー検出またはダイレクトイメージング
- 軽量設計
- 高感度
- 高性能
- ラボ環境や遠隔地での使用に最適
- 低コスト
構成
- カメラ本体
- USB 3.1ケーブル
- ソフトウェア(USBメモリに格納)
- スタートガイド
主な用途
- レーザービームプロファイリング
- 通信機器の製造管理
- 電気通信試験および検査
- 光ファイバー検査および分光検査
- 製品品質モニタリング
仕様
以下に、2つのNIRカメラの仕様を比較表としてまとめました。必要に応じてこの表をさらに調整することも可能ですので、お知らせください!
物理的および機械的特性
センサー
品名 | CamIR 2.8M | CamIR 1.6M |
---|---|---|
撮像素子 | Sony IMX429 | Sony IMX296 |
センサータイプ | Progressive Scan CMOS | 同左 |
シャッタータイプ | Global | 同左 |
カメラセンサーフォーマット | 2/3" | 1/2.9" |
解像度 (MPX) | 2.80 | 1.60 |
有効画素数 (H x V) | 1,936 x 1,464 | 1,440 x 1,080 |
ピクセルサイズ (µm) | 4.5 x 4.5 | 3.45 x 3.45 |
センサーエリア (mm) | 8.71 x 6.58 | 4.97 x 3.73 |
フルフレームレート (fps) | 95.00 | 60.00 |
階調 | 12 bit | 10 bit |
露光時間 | 12 µs to 30 sec | 29 µs to 30 sec |
ダイナミックレンジ (dB) | 70.77 | 66.03 |
映像出力 | USB 3.1 | 同左 |
コネクター | USB 3.1 | 同左 |
電源 | USB給電 | 同左 |
GPIO数 | 1光絶縁入力、1光絶縁出力、 1非絶縁双方向入出力、1非絶縁入力 |
同左 |
同期方式 | ハードウェアトリガー(GPIO) またはソフトウェアトリガー |
同左 |
インターフェースポート方向 | 背面パネル | 同左 |
GPIOコネクタータイプ | 7-pin JST | 同左 |
マウント | C-Mount | CS-Mount |
寸法 (mm) | 29 x 29 x 39 | 27 x 27 x 14.5 |
重量 (g) | 53 | 20 |
消費電力 (W) | 4.2 | 2.2 |
動作温度 (°C) | 0 to 50 | 0 to 50 |
保管温度 (°C) | -30 to +60 | -30 to +60 |
RoHS 2011/65 | 適合 | 適合 |
CamIRのセンサーコーティングの感度
技術資料
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