MFIA 5MHz インピーダンスアナライザ / 高精度 LCRメーター
LabOne® ソフトウェアは、WEB ブラウザ、WEB サーバーを用いて、MFIA のパラメーター設定、測定、測定結果の各種表示、解析、測定結果のデータ保存を行います。
詳細につきましては、マニュアルもご参照ください。
LabOne® ツールセット
パラメータスイーパ ツール
周波数、位相シフト、出力振幅、バイアス電圧等のスイープツールです。 スイーパを使用すると、設定可能なスキャンステップ数で、線形または対数的に、 定義された範囲にわたって機器パラメータをスキャンすることで、測定を自動化できます。
最も重要なことは、周波数依存性の記録ならびにバイアス電圧や 試験信号振幅の変動を容易に自動化できることです。 表示モードには、
- 周波数応答解析(ボード線図)
- ナイキストプロット用 XY モード や I-V 曲線
があります。
例は、デュアルプロット表示で 1 GΩ 抵抗の100 Hz から 5 MHz の周波数掃引です。
上段のプロットは、インピーダンスの絶対値 | Z | と抵抗 Rp を、下段のプロットは、全スキャン範囲にわたって浮遊容量 Cp が約 30 fF で一定に保たれていることを示しています。
追加パラメータは自由に選択可能で、スイーパ画面上に、同時に視覚化することができます。
数値表示ツール
LabOne の [数値] タブには、モデルパラメータ、バイアス電圧、テスト信号振幅など、インピーダンス関連のすべてのパラメータが一目で表示されます。
どのパラメータが最も重要かを決定し、自分の作業に関連するものだけを表示できます。
基礎となる電流および電圧の測定値に加えて、モデルベースの導出パラメータ(L、C、R など)及びインピーダンス値の同時表示が可能です。
各値は、視覚的な知覚を向上させるためのグラフィカルインジケータによって補完されます。
プロッタとデータ取得 (DAQ) モジュール
プロッタとデータ取得 (DAQ) モジュールは、時間領域で測定データとモデルパラメータを解析するためのツールです。
プロッタは、複数のインピーダンスデータの時間変化を継続的に表示します。
下の例では、20 分間にわたる 100 mΩ 抵抗からのデータを示します。
ヒストグラムは、わずか 6 μΩ の標準偏差を示しています。
データ取得 (DAQ) モジュールは、さまざまな内部および外部のトリガ条件に基づいて、個々のショットをキャプチャして表示します。
インピーダンスアナライザ
インピーダンス測定の各種条件を設定します。
ロックインアンプとの共通ツール
FFT 付きオシロスコープ
入力信号やトリガ信号のタイムドメイン解析および周波数ドメイン解析
主な仕様
- 信号ソース:信号入力、トリガ入力、信号出力などを選択
- 複数のトリガソースとトリガ方式に対応
- 2.5 MSa メモリにアップグレード可能(MF-DIG オプション)
- 周波数ドメイン:サンプリングレート/2のフルバンド FFT
- MF-DIG デジタイザオプションにより、マルチトレース表示 (V、I 入力同時表示など)
スペクトラムアナライザ
スペクトラムアナライザは、復調器の出力または周波数のいずれかを入力として受け取り、高速フーリエ変換を適用します。
主な機能は次のとおりです。
- モード:FFT (X + iY), FFT (R), FFT (θ), FFT (f), FFT ((dθ / dt) / 2 π)
- 自動帯域幅設定、自動スパン、フィルター補正
- 4種類の FFT 窓関数選択
- 振幅、スペクトル密度、パワースペクトル