一般
Q1ファースト コンタクトはどのようなものですか ?
ファースト コンタクトは、それだけで簡単に精密オプティクスや表面のクリーニング、プロテクトをすることができます。
ファースト コンタクトは表面への接着を最小限に抑えつつ安全かつ効率的にクリーニングできるように特別に開発された製品です。
ファースト コンタクトは簡単に塗布することができ、乾燥すると頑丈でフレキシブルな弾力性のあるフィルムになります。
そして専用のピールタブを使って簡単に表面から引き剥がすことができます。
このプロセスで表面が光学的にも非常にクリーンな状態となります。
ファースト コンタクトのポリマーは水、水蒸気、硫黄、酸素に対して不浸透性です。
そして化学的に不活性かつ頑丈でフレキシブルなフィルムを形成します。
この特長を生かしてファースト コンタクトは精密オプティクスの保存、輸送中のプロテクト目的でも使用することができます。
Q2ファースト コンタクトで表面のクリーニング以外に何ができますか ?
ファースト コンタクトは精密表面を物理的および化学的ダメージからプロテクトします。
保存、輸送、製造の際の最良の保護策としてご検討いただけます。
ファースト コンタクトはスクラッチや擦れによる傷から物理的に保護します。
非常に頑丈なプラスチックフィルムが表面と密に接着し、物理的ダメージから守ります。
ファースト コンタクトはまた水、水蒸気、酸素に対して不浸透性をもち、化学的ダメージに対してもプロテクトします。
機能
Q1ファースト コンタクトはどのように機能しますか ?
この新しいポリマー / 溶剤システムの開発には何年もの研究を重ねてきました。
必要とされる粘着特性を保ちながら乾燥後は熱性膜ストレスがかからない、このように最適化するよう化学的に調整されました。
ファースト コンタクトは溶剤とフィルムがクリーニングをおこなうため、こすったり、拭いたりする必要もなく、ユーザーはまったく手を触れずにクリーニングをすることができます。 表面に傷がつくこともまったくありません!
Q2ファースト コンタクトはどのようなクリーニングができますか ?
ファースト コンタクトは表面にある有機残留物や微粒子をクリーニングします。
例えば、指紋などの皮膚油、極性有機液体でクリーニングできるような物質であれば何でも除去します。
詳細についてのご質問は、オプトサイエンスまでご連絡ください。
使い方
Q1ファースト コンタクトをどのように塗布しますか ?
ファースト コンタクトはブラシで塗布する、スプレーする、点眼器やピペットのようなもので落としてお使いいただけます。
またオプティクスを直接ファースト コンタクトポリマー液に浸すことも可能です。
詳細はファースト コンタクト取扱説明書をご覧ください。
Q2ファースト コンタクトはどの程度の量が必要ですか ?
ファースト コンタクトは乾燥後フィルムをはがす際に破れない程度の十分な厚みを塗布する必要があります。
フィルムは頑丈で、フレキシブルなプラスチックです。
ミラーのような滑らかな表面には4平方インチに対して約1mlのファースト コンタクト液が必要です(4平方インチ、26cm2、に対して1ml)。
表面が粗い場合や溝がある場合はこれ以上になります。
Q3ファースト コンタクトが十分に強くフレキシブルなフィルム状に乾燥するまではどれ位かかりますか ?
通常のミラーやレンズのような場合、ファースト コンタクトが乾燥するには15分から20分程度かかります。
グレーティングのように凸凹のある表面ではこの2~3倍の時間が必要です。
乾燥時間は厳密には周囲温度、表面に塗布した量など様々なファクターが絡んできます。
ファースト コンタクトの量が多いほど、周囲温度が低いほど乾燥時間は長くなります。
Q4ファースト コンタクトはどのように剥がしますか ?
ファースト コンタクトが完全に乾燥したら、キット(Regular、Deluxe)に付属しているピールタブを使ってフィルムを簡単に剥がすことができます。
ピールタブの接着部位を露出しフィルムの上に置きます。
この時接着面とフィルムが密に接触するようにしてください。 15秒ほど待ってからゆっくりと引き上げます。
この時にフィルムの外側から内側に向かって剥がしたほうが綺麗に取り除けます。
Q5ファースト コンタクトが剥がしている途中に破れてしまった場合はどうすればいいですか ?
ファースト コンタクトフィルムは非常に頑丈でフレキシブルな材料でできています。
もしフィルムが剥がし作業の間に破れてしまった場合は、塗布量が足りずコート厚が薄すぎたと考えられます。
剥がし作業を中断し、ファースト コンタクトを上から再度塗りなおして乾燥させてください。
破れかかったフィルムと新しく塗布した液でより厚い膜を形成しますので、これで簡単に剥がすことができるでしょう。
塗布する際ピールタブはそのままにしておき、乾燥後はこれを使って剥がします。
Q6ファースト コンタクトが表面にくっついて残ります。 どうすればいいですか ?
ファースト コンタクトはポリマー溶媒です。 このポリマーが溶剤が蒸発する時にフィルムを形成します。
この場合、フィルムが形成されたように見えても、溶剤がまだ蒸発途中で完全に乾燥した時のようなフィルム強度を持っていなかったのかもしれません。
できればフィルムを表面に戻し、ファースト コンタクトを再度塗布します。
これで剥がしかけた半乾きフィルムと表面に残っているポリマーを再溶解します。
今度は十分な時間をかけて完全に乾燥してからフィルムを剥がしてください。
Q7ファースト コンタクトはスプレー塗布できますか ?
ファースト コンタクト溶剤はスプレー塗布が可能です。
PCT社ではそのまますぐに使えるスプレー式ファースト コンタクトを販売しています。
また、スプレー式と同様にお使いいただける手動式のスプレーボトルも3種別売しています。
ファースト コンタクト塗布に標準溶液をHVLPスプレーボトルでお使いいただけているとの実績もあります。
詳細につきましては、オプトサイエンスまでお問合せください。
Q8曲率表面でファースト コンタクトはどのように使用しますか ?
乾いたファースト コンタクト フィルムはピールタブを使って簡単に剥がせます。
「Q4 : ファースト コンタクトはどのように剥がしますか?」をご参照ください。
乾燥フィルムが簡単に剥がれない時は、ファースト コンタクトを再度塗布してください。
これで古いフィルムが溶解します。 再塗布が完全に乾いたら剥がしてください。
Q9ファースト コンタクトポリマーは、高温や低温でも使用できますか ?
ポリマーとミラーの温度がほぼ同じであれば、どのようなコーティングでも熱衝撃を受けることはありません。
アルコールやアセトンのような有機溶剤系なので、0 ℃でも室温とほぼ同じ速さで乾燥します。
ファースト コンタクトポリマーは -10 ℃でテストされ、素晴らしい働きをしました。
透明なポリマーは 180℃で黄変し、ハンダ付けの際に 450℃で燃えました。
200℃では溶融し、通常は接着力が増します。 しかし、付着力の増加は問題ではありません。
なぜなら、乾燥したポリマーフィルムを液体のファースト コンタクトポリマーでコーティングすることで、ポリマーフィルムを除去することができるからです。
乾燥したフィルムは溶解され、その後は通常通り除去されるでしょう。
お客様の中には、加熱中に保護のために薄く塗布し、加熱後に保護層を除去するためにさらに液状ポリマーを塗布する方もいらっしゃいます。
クリーニングの適用範囲
Q1ファースト コンタクトはどのような表面をクリーニングができますか ?
ファースト コンタクトは精密オプティクス、結晶、金属、ガラスなどから有機残留物や塵を革新的に除去することができます。
グレーティングもクリーニングできます。
ファースト コンタクトはガラス、金属、石英、Si、Ge、KRS-5、NaCl、KBr、極性無機結晶などアセトンやエタノールのような強い有機溶媒に不溶な表面ならばすべてクリーニングできます。
くもりガラス、グレーティング(一部のグレーティングには対応していないケースもございますので、ご利用前に必ずテストを行ってください)、酸化処理した表面にも使えます!
ファースト コンタクトはARや反射コート、表面鏡(プロテクト、非プロテクト)、ナイロンやデルリンのような極性有機溶媒(アセトンなど)に不溶なプラスチックなどもクリーニングできます。
ファースト コンタクトはオプティクスに使われる精密コーティングは傷つけることなく、残留物はしっかりと効率的に捕らえる、非常にバランスの取れた完璧な接着力をもっています。
ファースト コンタクトはクリーニングする表面に塗布します。 溶剤は表面の形状に順じて行渡り、表面の形状や輪郭に対して密に接着した乾いたプラスチックフィルムとなります。
この乾いたフィルムを剥がすと、光学的にクリーンな表面となります。
ファースト コンタクトはミラー、レンズ、グレーティングなどのオプティクス全般のクリーニングにお使いいただけます。
ほとんどのプラスチックは、プラスティック・フォーミュラで洗浄することができます。
Q2ファースト コンタクトでガラスやコーティング付きオプティクスのクリーニングできますか ?
はい。 ファースト コンタクトはまさにそのような用途にお使いいただくよう開発されました。
この製品の開発グループは精密オプティクスを使って研究する研究者達です。
常々、溶剤拭取り方式よりも優れたクリーニング方法があるはずだと感じていました。
そこで数年かけて精密オプティクスをクリーニングするための画期的な技術を開発し、そしてさらに数年かけてこの技術が機能するように製品開発を重ねました。
ファースト コンタクトは単式のクリーニング溶剤です。
ボトルからファースト コンタクトを塗布するだけです。 光学面をブラシやメッシュ、ティシュなどで触れる必要は全くありません!
ファースト コンタクトは表面一帯50nm以下に渡り広がります。
乾燥したフィルムを剥がすと、表面は光学的にクリーンな状態になりコーティングも無傷のまま全く影響を受けずに残ります。
ファースト コンタクトはグレーティング(一部のグレーティングには対応していないケースもございますので、ご利用前に必ずテストを行ってください。)や、くもりガラスのような凸凹した表面でも効果的にお使いいただけます。
Q3ファースト コンタクトで望遠鏡のオプティクスをクリーニングできますか ?
はい。 ミラー、グレーティングからカメラレンズに至るまで望遠鏡のオプティクスは、すべてファースト コンタクトですばやく効率的にクリーニングすることができます。
ファースト コンタクトはミラーが望遠鏡にマウントされたまま塗布することができ、ミラーの主要表面をほぼまっさらな新しい状態に復元します。
ファースト コンタクトを定期的に使用することでミラーの寿命が延び、主要面の再コートの必要性を大幅に軽減します。
Q4ファースト コンタクトで金属材はクリーニングできますか ?
はい。 すべての金属はファースト コンタクトでクリーニングすることができます。
Q5オプティクスのブロックワックスはファースト コンタクトで除去できますか ?
はい。 ファースト コンタクトは、例えば写真のようなX線オプティクスのブロックワックスを他のクリーニング方法と比べてより速く、効率的に、確実に取り除くことができます。
ファースト コンタクトを剥がすとブロックワックスとともに埃や屑もすべて除去されます。
またファースト コンタクトは水、水蒸気、酸素、硫黄に対して不浸透なので、クリーニングしたオプティクスに塗布コートしたまま保存することもできます。
オプティクスが必要になったら、乾いたファースト コンタクトフィルムは瞬時に簡単に剥がすことができます。
Q6他のクリーニング法で取れなかった残留物をファースト コンタクトで除去することはできますか ?
はい。 他のクリーニング製品をオプティクスを「クリーニング」またはプロテクト目的で使用したあとの残留物をファースト コンタクトを使用して除去できることが証明されています。
オプィクスのプロテクトやクリーニングをして、残留物をまったく残さないのはファースト コンタクトだけです!
Q7ファースト コンタクトで結晶や鉱物のクリーニングはできますか ?
はい。 その結晶や鉱物が極性有機溶剤に可溶でない限り、ファースト コンタクトをご使用いただくことができます。
ファースト コンタクトはレーザーロッドや貴石などのクリーニングにも問題なくお使いいただいています。
Q8ファースト コンタクトでプラスチックのクリーニングはできますか ?
はい。 ほとんどのプラスチックは、プラスティック・フォーミュラで洗浄することができます。
その場合でも、あらかじめサンプルでテスト後ダメージがないことを確認してご使用ください。
Q9ファースト コンタクトでカメラレンズのクリーニングはできますか ?
カメラレンズ、レンズ枠、ハウジングにはプラスチック材が含まれている可能性があります。
カメラレンズのクリーニングにファースト コンタクトを使用する場合は細心の注意を払ってください。
通常、プロ仕様や研究機器のレンズはガラスと高品質コーティングで作られています。
このタイプのレンズはファースト コンタクトを安心してご使用いただけます。
ほとんどのプロ仕様レンズは金属の枠とマウントを使用しているのでファースト コンタクト溶剤には溶解しません ;
ファースト コンタクトのフィルムが剥しにくくなるため、レンズ枠やマウントの縁ぎりぎりまでは塗布しないほうがベストです。
レンズ、枠、マウントの材質が安全だとしても、枠やマウントの構造中プラスチックが含まれている可能性もあります。
いつも縁までは塗布しないように気をつけてください。
PCT社、ならびにオプトサイエンスではプラスチック製品の溶解によるオプティクスや機器の損傷に対しては責任を負いません。
Q10ファースト コンタクトでカメラCCDはクリーニングできますか ?
はい。 ファースト コンタクトはディテクタウィンドウや保護なしの CCDボードを効率的かつ完璧にクリーニングすることができます。
PCT社ではこのようなクリーニングの経験が多数あります。
ただ、クリーニングの際はユーザー側でクリーニングするCCDに対する十分な知識を持った上で、注意を払っておこなってください。
ディテクタウィンドウで覆われていないCCDボードは非常にデリケートで、このようなタイプの CCDのクリーニングをする際、
ユーザーは静電気の影響について十分理解しておく必要があります。
CCDの知識が十分でないと、乾いたフィルムを剥がす時に CCDの損傷につながる静電気を発生させてしまう可能性があります。
今この章を読む前に静電気のことを知らなかったという方は、指導を受ける前にひとりで CCDをクリーニングすることはおすすめめできません。
CCDのマウントはプラスチックで作られている場合もあります。
ファースト コンタクトを使う際はいつでもプラスチックマウントにファースト コンタクト溶剤を塗らないように気をつけてください。
ファースト コンタクト溶剤はプラスチックに対して密に接着しすぎ剥がれにくくなる可能性があり、最悪は材料を溶解してしまいます。
ただし、このような事態は通常のハイクオリティ実験機器では心配する必要はありません。
Q11ファースト コンタクトで精密オプティクスの水溶性残留物はクリーニングできますか ?
ファースト コンタクトは一部の水溶性物質は除去することができます。
しかしファースト コンタクトは基本的に有機性の塵と微粒子の除去のためにつくられています。
水溶性物質の除去に関しては信頼性があるとはいえません。
ただし、多くの水溶性の塵は2ステッププロセスをおこなうことで効果的に除去することができます。
ステップ1でまず水溶性の塵を適切な方式で溶解します。薄めた洗剤などが効果的です。
次にステップ2でファースト コンタクトを塗布し、表面の水溶性の溶剤、微粒子、有機性の塵を取り除きます。
Q12ファースト コンタクトで、できないことはありますか ?
ファースト コンタクトで傷ついた表面を補修することはできません。
また、通常のファースト コンタクトではプラスチックのクリーニングもできません。
通常のファースト コンタクトは眼鏡レンズやプラスチックレンズは溶解してしまいます。
この溶剤は強い極性を持つ液体でポリカーボネートやポリエステルのようなプラスチックを溶解します。
ファースト コンタクトで傷を補修したり腐食した表面を復元することはできません。
ファースト コンタクトで指紋は除去できますが、指紋が古くなりすぎて油と酸がオプティックス表面をエッチングしてしまったようなケースは例外です。
Q13ファースト コンタクトを広域表面に使用することはできますか ?
はい。 ファースト コンタクトは溶剤の組成に適した表面であればどこでもご使用いただけます。
広域表面に関しては、キット(Regular、Deluxe)に付属のピールタブよりも確実な剥離テクニックをご検討することをお勧めします。
中程度の大きさの表面の場合は、特注サイズのステッカータブをご用意していますのでお問合せください。
大きな表面に対しては特注でメッシュ布(メッシュ・ポリプロ)をご用意しています。
これはファースト コンタクトを二度塗りする間に埋め込ませます。
布は表面には触れずにフィルムの一部となり非常に強いマトリックスを形成し、乾燥したフィルムを安全に引っ張って剥がすことができます。
安全性 ・ 注意点
Q1ファースト コンタクト使用中はどのような換気をおこなう必要がありますか ?
ファースト コンタクトはアセトンとエタノールを含む揮発性溶媒です。
この製品を使用する際は適切な換気をおこなってください。 また、この溶剤は発火性があります。
この製品使用の際は火や点火装置の周辺では絶対に使用しないでください。
Q2ファースト コンタクトは発火性がありますか ?
はい。 ファースト コンタクトは発火性があります。
適切な換気を行い火や点火装置のある周辺では絶対に使用しないでください。
Q3ファースト コンタクトは毒性がありますか ?
はい。 溶剤には毒性があります。 数種の有機溶媒が含まれます。
この製品の詳細については操作説明書と、安全データシート(SDS)をご参照ください。
溶剤は深刻なレベルの刺激性ではありませんが、なるべく皮膚には付着しないようお気を付けください。
万が一皮膚に付着した場合は乾燥後速やかに剥がしてください。
Q4ファースト コンタクトのポリマーフィルムは発火性がありますか ?
乾燥したファースト コンタクトフィルムは基本的には不活性で、簡単には燃焼しません。
Q5ファースト コンタクトポリマーはどのように保管すればよいですか ?
ファースト コンタクトポリマーは、直射日光を避けて室温以下で保存してください。
光に長時間さらされると、赤色の「ファースト コンタクトポリマー」は色が抜け始め、最終的には無色になってしまいます。
これは、ポリマーの保護 ・ 洗浄能力には全く影響しません。
Q6ファースト コンタクトのフィルムが表面に張り付いています。 何が起こっているのでしょうか ?
ファースト コンタクトは、ポリマーを溶剤に溶かした溶液です。
このポリマーは、溶剤が蒸発する際にフィルムを形成します。
フィルムが存在していても溶剤がまだ蒸発している可能性があり、その場合フィルムが乾燥している時のような強度はありません。
この場合は、必要に応じてフィルムを表面に戻し、ファースト コンタクト溶液をさらに塗布します。
これによって、湿ったフィルムが持ち上げられた表面に付着しているポリマーを再溶解させます。
もう一度フィルムを剥がす前に、溶液が十分に乾くのを待ちます。
ポリマーが光学部品の端から少しはみ出していて、乾燥したフィルムの端から剥がし始めていない可能性があります。
ドライフィルムはテープのようなものと考えてみてください。
中央から剥がすことはできず、端から剥がさなければなりません。
ファースト コンタクトポリマーもそれと同じです。
粘着性のあるピールタブを使って剥がす場合は、ピールタブを端から少し転がして押し、15秒ほどピールタブをドライフィルムに密着させてください。
また場合によっては、以下の参照動画で紹介されているように、素早く、さっとした動作で剥離を始めるとよいでしょう。
保護
Q1ファースト コンタクトを使って取り扱い、保存、輸送している間のオプティクスのプロテクトができますか ?
ファースト コンタクトを適切に施すことにより、傷、磨耗、汚れ、水によるダメージからオプティクスをプロテクトすることができます。
また、水蒸気、酸素、硫黄による腐食からも守ります。
ファースト コンタクトは乾燥すると非常に強い固形フィルムとなって表面に強く接着します。
このフィルムは密に表面を覆い、微粒子に対して効果的なバリアとなります。
今日使用されている他の保護フィルムとは異なり、タフで弾力性のあるファースト コンタクトフィルムは、微粒子による傷や表面の磨耗でつく擦傷から保護面を守ります。
ファースト コンタクト自体がプロテクションになりますので、オプティクスの輸送中に生じる接触から守るために特別設計された高額な梱包材を使う必要はもうありません。
Q2ファースト コンタクトを使用することで梱包や出荷コストを下げることができますか ?
PCT社は、これはお客様次第で十分可能であると信じています!
ファースト コンタクトのポリマーフィルムはタフで、弾力性があり多くの物理的、化学的ダメージからオプティクスを守ります。
つまりオプティクスと外界との間に絶対的な物理的バリアをつくるのです。
このバリアがあれば高価な梱包材を使用する必要性を大幅に軽減します。
オプティクスにファースト コンタクトのプロテクトをつけて出荷することで、梱包コストと梱包時間の大幅な縮小を実現することができるでしょう。
Q3ファースト コンタクトは水や水蒸気の浸透に対してもプロテクトしますか ?
はい。 ファースト コンタクトは水や水蒸気に対する効果的なバリアとなります。
Q4ファースト コンタクトは酸素に対してもプロテクトしますか ?
はい。 ファースト コンタクトは酸素の効果的なプロテクトをおこないます。
乾いたファースト コンタクトフィルムは酸素に対して不浸透性です。
Q5ファースト コンタクトは硫黄の浸透に対してプロテクトしますか ?
はい。 ファースト コンタクトは硫黄蒸気に不浸透なので、硫黄に対しても効果的にプロテクトをおこないます。
Q6ファースト コンタクトを保存中に付着した場合、その後安全に取り除くことができますか ?
ファースト コンタクトポリマーは不活性ですので長期保存期間後でも表面に強く接着しすぎることはありません。
必要に応じて、このポリマーフィルムの上から新たにファースト コンタクト溶剤を塗布すれば再溶解することもできます。
これが乾いた後、ポリマーフィルムは簡単に剥がすことができます。