Q1ハードウェア設定に種類はありますか ?
はい。 設定には 2種類あります。
1つは4チャネル、もう1つは8チャネルモードです(HDAWG4とHDAWG8)。
HDAWG4を HDAWG8にアップグレードすることはできないため、2つのモデルのアップグレードオプションは互換性がありません。
つまり、HDAWG4-FG関数発生器を HDAWG8にインストールできませんし、その逆もできません。
Q2HDAWG の操作にコンピューターは必要ですか ?
はい。 この機器は USB 3.0 または 1GbE経由で接続したコンピューターで操作します。
コンピューターが波形とシーケンスデータを AWGにアップロードします。
AWGが始動すると、自動的に信号を生成し、その後、コンピューターによって大きく異なることはなくなります。
Q3制御ソフトウェアはどのようにインストールおよび更新したらよいですか ?
LabOneソフトウェアは、 ダウンロードセンター(定期的に更新) から自由に利用できます。
LabOneソフトウェアは、ワンクリックユーティリティとして、この機器ファームウェアの更新も行います。
Q4HDAWGには、どのくらいの数のマーカーがありますか ? どのようにアクセスしたらよいですか ?
HDAWGにはチャネルごとに 2つのマーカー(合計 8/16)があるものと、チャネルごとに1つのSMAマーカーコネクターがあるものがあります(合計 4/8)。
すべてのマーカーを同時に出力するため、裏面パネルの 32ビットDIOコネクターにもルーティングできます。
両マーカーは、出力の16ビット分解能を下げることなく、使用することができます。
Q54(8)トリガ入力コネクターはどのように使用するのですか ?
HDAWGには、ほかの AWGの簡易トリガモードを超えたトリガ可能性があり、また、 HDAWG-CNTパルスカウンターオプションに関連したパルス計数機能があります。
HDAWGには、チャネルペア(1と2、3と4、5と6、7と8)のプログラミングが可能で、完全独立した AWG機器として作動できるモードがあります。
特に、これらは個別トリガが可能です。
ほかに、1つのシーケンスプログラムが数個のトリガ入力を、例えば、ラインとフレームトリガ入力として受け入れることができ、トリガ状態をシーケンスブランチングの入力として使用することができます。
Q6複数の HDAWG機器の同期化は可能ですか ?
はい。 複数機器同期化(MDS)機能が、最大8のHDAWGsサンプル精度の信号タイミングを自動調節します。
また、シングルユーザーインターフェースとシーケンスプログラムを制御使用して、HDAWGスタックの全チャネルを制御することができます。
同期化は、この機器裏面の MDSコネクター上で、トリガ信号の双方向交換に依存しています。
Q7この機器をZurich Instruments社から直接ではなく、地域のパートナーから購入する場合、どのようなサポートが受けられますか ?
ユーザーはすべて、購入場所には関係なくZurich Instruments社の専門家のサポートが受けられます。
各地域の販売パートナーがいる場合は、各地域の言語で同レベルのサポートが受けられます。
サポートの延長、機器較正またはサービスについての詳細は、サポートページを参照してください。
Q8HDAWGのプログラミングは、ほかの AWGsとどのように違いますか ? HDAWGは何語を使用してプログラミングするのですか ?
LabOne AWGシーケンサは、読み書きが自然な C - (別称 seqC -) から派生した高レベル言語を使用しています。
多くの AWGsでは依然一般的に使用されているマシン指示テーブルとしてシーケンスを積み上げている従来型の方法と比べ、現在の状況をより明確に理解することができます。
LabOne シーケンサ言語には、統合型波形発生ツールが付いています。 シーケンスエディタで、必要な箇所に波形を簡単に定義できます。
このタスクを別の波形発生ツールや MATLAB®などのサードパーティソフトウェアに分割する必要はありません。
コード完了やデバッグメッセージなどのエディター機能で、新規ユーザーにも学習が速やかで便利です。
Q9HDAWGの振幅変調機能のメリットをどのように活かすことができますか ?
時間がかかる波形アップロードが格段に高速となり、正弦搬送波で信号を使用する場合に、シーケンス定義と変更全体が簡単になります。
これは振幅変調で、搬送波がプログラミングされた波形と独立したものになるためです。
これで搬送波パラメーター(周波数、位相、振幅、オフセット)は、マウスを数回クリックするだけで調節可能になります。
Q10HDAWGユーザーレジスタのメリットをどのように活かすことができますか ?
パターン生成の柔軟性が向上します。
ユーザーレジスタで、可変遅延が促進され、特定波形の選択や DIOインターフェース上の出力値の変更の指数の役割を持ちます。
ユーザーインターフェースから手動で変更または自動スイープを実行できます。
Q11HDAWGはシーケンスブランチングをサポートしていますか ?
はい。 シーケンスブランチを取り込む場合は、LabOneシーケンスプログラムに「if」ステートメントを使用するだけです。
Q12LabOne AWGシーケンサでは、どの種類の波形を生成できますか ?
一般的な波形(ブラックマン、ガウス、チャープ、正弦、正方形、sinc、DRAG、その他)をシーケンサコマンドで使用できます。
また、波形を追加、乗算、カット、連結および計量し、ループ反復を使用して体系的な連続波形を生成することもできます。
お持ちの波形データを、例えば、CSVファイルをユーザーインターフェースにドラッグ & ドロップして、簡単にインポートできます。
Q13ボックスの内容はどのようなものですか ?
この機器には、国別の電源ケーブル、USB 3.0ケーブル、1GbEケーブルやクイックスタートガイドの複写版が付属しています。
Q14AWGは振幅変調(AM)、周波数変調(FM)、位相変調(PM)および両側波帯変調(DSB)をサポートしていますか ?
HDAWGは設定なしで AMをサポートしています。
HDAWG-MF多周波数オプションは、内部で加算された2つの直角位相チャネルをベースにした直交変調を可能にします。
この技法により、FM、PM、または DSBを含む、任意変調スキームの実現が可能です。
Q15AWGを既存の制御ソフトウェアに統合できますか ?
カスタム MATLAB®、LabVIEW®、Python、.NET、または Cソフトウェアを使用している場合、LabOne APIを使用するば、統合は簡単です。
LabOneグラフィック ユーザーインターフェースでは、コマンドログ機能から所定の機器設定により、適切な API コマンドを探し出すことができます。
Q16HDAWGは、どのように ほかのベンダの AWGおよびデイタイザと同期したらよいですか ?
HDAWGには、2基以上の機器の信号発生を同期化する標準のトリガ入出力機能が付いています。
Q17UHF-AWGで書かれたシーケンスプログラムは HDAWGと互換性がありますか ?
はい。 スクリプトは完全互換性があります。
Q18HDAWGには、UHFAWGのようにオシロスコープやスペクトラムアナライザが内蔵されていますか ?
いいえ。 HDAWGにはアナログ信号入力がなく、単に信号生成機器です。 ただし、HDAWG-CNTオプションが付いたパルス計数機能は例外です。
Q19スコープ上に記録した波形はインポートできますか ?
CSV(コンマ区切り値)ファイル形式の波形データは HDAWGに、例えば、LabOneユーザーインターフェースでドラッグ & ドロップして簡単にアップロードできます。
Q20ほかの AWGからシーケンススクリプトをどのように転送したらよいですか ?
Tektronixの SEQシーケンスファイル形式から Zurich Instruments社の SeqCファイル形式への簡易変換は、今後の LabOneリリースで対応可能になります。