UHF-CNT パルスカウンタ は 最大4個までのパルストレインを並列に解析でき、例えば、光電子増倍管(PMT)を用いたフォトン検出のような、イベントに基づく測定を可能にします。
5つの異なる動作モードがあり、各チャネルはアジャスタブルな弁別器を提供します。最大カウントレートは、225 MHzです。パルスカウンタからの測定結果は、タイムドメイン表示・ヒストグラム表示を主役とするLabOne® ツールセットで便利に解析できます。
クロスドメイントリガエンジンを介して、任意波形ジェネレータ(AWG)において、カウンタ値に基づく分岐条件を定義でき、量子エラー訂正に必要な、超高速フィード・フォワードループを可能にします。
特長
- 4 カウンタモジュール
- 225 MHz 最大カウントレート
- 5 モード:マニュアル、トリガ、フリーラン、ゲート、パルスタグ付け
- レベルアジャスタブル弁別器を持つ、4シグナル入力
- 2カウンタモードによるバックグラウンド減算
- カウンタデータのアナログ出力
応用
- 量子ドット
- イオントラップ実験
- ダイヤモンド N / Vセンター実験
- りん光寿命イメージング(PLIM)
要説
UHF-CNT パルスカウンタは、ランダムに分布したパルス測定を可能にし、次の5つのモードで操作できます。
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マニュアルモード:マニュアルのソフトウェア設定により、カウントをスタート/ストップします。
カウント時間の最後には、カウント値が出力されます。 - トリガモード:スタート/ストップの信号は、外部トリガソースから与えられます。
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フリーラニングモード:カウンタは、タイマで設定された時間でのカウントを繰返し行います。
カウント時間の最初に、カウンタはリセットされ、時間の終わりに積算されたカウント数が出力されます。 -
ゲートモード:外部からのゲート信号でフリーラニングモードを制御します。
外部信号は、タイマおよびカウンタをリセットします。 - パルスタグ付けモード:1つのカウントイベント毎に、データが時間タグとともにサーバーに送られます。
全てのモードに共通で、バックグラウンド除去が特色となります。これは、2つの別のカウンタの値を考慮して行います。カウンタデータは、1GbEインターフェース経由で、ホストPCに流し込め、データは、LabOne® で解析できます。さらには、カウンタデータは、アナログ信号として4個のどの補助出力にも出力でき、他の機器への信頼性の高いインターフェースとなります。
UHF 任意波形ジェネレータと組合わせることで、UHF-CNTは、量子光学における、複雑なパルス実験に対して、高度な相互トリガとして機能します。カウンタはUHF-AWGで初期化・リセットされ、一方で、カウンタは、トリガや分岐条件をUHF-AWGに与えることができます。
機能統計図
仕様
General
signal inputs | 4 Triger Inputs, 32 DIO |
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signal input (discriminator) resolution | <0.2 mV |
signal input (discriminator) hysteresis | 100 mV |
analog output | 4 analog outputs of counter data (16 bit, ±10 V range) |
# counter modules | 4 |
counter value depth | 32 bit (4.29 Gcounts) |
maximum count rate | 225 MHz |
time resolution | 4.44 ns |
run modes | manual, triggered, free-running, gated, pulse-tagging |
signal input impedance | 50 Ω/1 kΩ |
dead time between periods | <30 ns |
signal input (discriminator) range | –2.5 V to +2.5 V (50 Ω input impedance) –5 V to +5 V (1 kΩ input impedance) |
アップグレードと互換性
- メーカー返送することなく使用中のままアップグレード可
- 他のUHFオプションと両立できます。